‡第四話‡

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俺はどこでも開く鍵を持っていたので、すぐに優羽の部屋をあけた。 俺が見たものはありえない状態だった。 優羽が耳をふさいで叫んで何かに怯えるように震えていて、見たくない場面……。 それなのに暴れてはいなくてずっと「嫌」と叫んでいた。 相澤はどうしていいかわからない状態で、 「これ…っ!」 と呟き左手首を持ち上げていた。 みるとそこには深く切られたリストカット…。 血が流れていて本当に一瞬しか見れなかった。 叫んでいた優羽は疲れたのか気絶していた。 俺はもう守れない…。 來晃side 終わり
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