‡第五話‡

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「言いたくない。」 「どうして?」 來晃がすかさず言う。 どうしても言いたくないなんて言ったら諦めてくれるかな? とにかく今はヤダ…。 "今"? この先ずっと誰にも言わない。 当たり前でしょ? 軽蔑されたくないから。 「……これ……なに?」 要は左手首を触った。 「…ッッ!!なんで……!?」
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