‡第五話‡

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そしたら俺は 壊れることを知ってる。 壊れた玩具は捨てるだけになる。 直せないほど深く傷ついていたら―――。 「優羽……。俺はお前にいなくなってほしいなんて思ってないし、だから、俺を頼って?」 「………いいの?俺はまた自分で自分を傷つけるよ?」 「俺がそうはさせねーよ」 信じてみていいのかな?俺は心配されてるのかな? だったら嬉しいな。 だって心配されるってことは自分が今ここにいるってことだから。
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