‡第六話‡

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教室に着いたものの誰もいなくって、なんだか少し笑ってしまった。 こんな空間がずっと続けばいいのに―――。って思ったから。 机につくと不意に机の中に手をいれると、この間と同じように、複数の紙きれが中で散乱していた。 『いい気になってんじゃねーよ』 『さっさと死ね。』 『消えろ』 絶対このクラスじゃない人からも入ってるんだろうな。と思い全部の紙きれを見た。 『12時に裏庭にこい』 行ってはいけないんだろうけど、逃げるなんてことはプライドにさわる。
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