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「い…嫌!こないで……!命なんてあげられる訳ないでしょ!?」
私は口では強く言っているものの体は恐怖で震えていた。
『そう怖がらないで下さい。痛くありませんし、直ぐに終わりますから。』
そう言って彼はさらに私の方へ近付いてきた。
そして遂に彼は私の目の前にきてしまった。
『それでは頂きますね。』
そう言った次の瞬間私の左胸の辺りに彼の右手が刺さった。
「うぁ………ぁぁ……………。」
不思議と痛みはなかった。
そして彼が腕を抜いた瞬間、私はその場に倒れ込んだ。
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