行き先は天界

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列車内にあるたくさんの個室の中の一部屋に車掌の格好をした男が椅子に座っていた。 彼の右手には白い靄のようなものがのっていた。 それを笑顔で眺めながら彼は呟いた。 『次はどの方の願いを叶えて差し上げましょうか……。』 彼の乗る列車は何処へ行くのだろうか……。
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