甘き思い出

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「・・・・困ったボウズじゃ嫌いになるか?」 エンリコは少し黙った 何を考えてるのだろう 「ザンザス、ちょっとこっちおいで」 膝をぽんぽんと叩いて言った エンリコが名前で呼んだ こう言う時は何か真剣なハナシをする時だ 俺は大人しくエンリコの膝に座る 俺とエンリコは間近で向かい合う事になる 思ったよりエンリコの顔が近くてどきどきしてしまう 「俺はザンザスが好きだ。もちろん困ったボウズでも、だ。うぅん、好きって言うか愛しいって言うかもう何だろうな・・・・かわいくてしょうがないんだ。かわいくて、かわいくてしょうがない。ああコレ9代目には秘密ね。もし9代目に俺がザンザス溺愛なんて耳に入ればボウズに会えなくなるかもしんないからね。それどころか俺ゼッタイ殺されるから」 エンリコがどう言う表情で言っているのかは分からなかった ずっとうつむいてエンリコの胸元あたりを見ていた 顔を上げたら エンリコと目が合ってしまいそうで 「エンリコ・・・・・」 ・ ・・い ・ ・・・お・・・て・・・・・か 「うおぉぉおい!!聞いてんのかxANXASUっっ!!!!」
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