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思えば、本当にいろいろな経験をして来た。
まず、生まれて来なかったかも何て言う事から始まる。
俺が生まれる3ヶ月位前に、俺を産んだら母の命が危ないと宣告を受けたらしい。 しかし父は、待望の男というだけあり、『そんなもん信じるか!! 産めぇ!!』の一言で俺はこの世に出てくる事が出来、母も何も無く今も元気に日々を過ごしている。
両親が付けた名前は隆(たかし)。 しかし今の俺は改名され違う名前。
何があったかと言うと、生後間もなく両親と祖母、赤ちゃんの俺と4人で芳徳寺へ行った時の事に理由はある。
寺の中に入り、俺が元気に育つようにとお参りを済ませ、出ようとした時、一人の男性に声を掛けられたそう。 その男性は芳徳寺で1番偉い方だったらしい。
そしてその男性は、急に俺の名前を聞いてきたそうです。
母が『隆です』と答えると、フルネームで聞き直され答えた。
しばらくすると、こう伝えたと言う。
『そのままの名前では、この子は良い大人にはなれない。 私はいつも、夜中の2時から3時に神様と会議をしている。 その時にこの子の名前を相談してみよう。
明日には決まっているからまた来て下さい』
と両親に言ったそうです。 両親は半信半疑だった、特に親父はそういう話しを信じない人間だったため、悩んだらしい。
しかし、翌日あまりにも気になった為、また寺に行き、その大先生と呼ばれている方の部屋へ行くと、そこには丸く立派なガクに入り、今の俺の名前が飾ってあったという。
そうして、今の名前に改名をする事に決心したそうだ。
しかし、一度付けた名前を変えるにはたとえ赤ん坊と言えども、厳しい裁判が必要らしく、そう簡単には変えれなかったそうです。
判決を下した決めては、なんと当時1才だった従姉妹。
何故かと言うと、まだママ、マンマ、パパなど簡単な言葉しか話せなかった従姉妹が、まだ隆と呼ばれているころから何故か従姉妹だけは、今の名前で呼んでいたと言う。
そんな不思議な体験が、裁判の決めてとなり名前は改名された。
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