美男 恋をする。

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   三学期始まってすぐの 屋上で、寝てる女の子を見るとは 思わなかったな。 俺は 着ていた黒のカーディガンを脱ぐと、彼女にかけてあげた。  さ、寒いぃ。  とても長くは いられねぇ。  でも、今 帰ったら 彼女が誰だか分からない。 俺は 制服の胸ポケットから ボールペンを取り出すと、紙を探した。  ムムッ…ない。  あっ、そうだっ。  カーディガンに名前書いておけば いいんじゃん。    
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