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「あのっ、ヒュウ君…私と付き合って下さいっ。」
昼休み 呼び出された時から予想していたけど。
初対面だよね!?
目の前の女の子は、今日の為に気合い入れて巻いたであろう髪を 風に崩されないよう 必死に左手で押さえている。
なら、屋上なんかに呼ばなきゃいいのに。
思わず クスッと笑った俺を見て、女の子は 嬉しそうに 顔を赤らめる。
まばたきを何度も繰り返す まつ毛は、マスカラで重そうだ。
いや、付けまつ毛か!?
俺に告白するために、頑張ったんだよね。
そう思うと、滑稽なのも 可愛いな。
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