眠り姫 目覚める。

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  カーディガンを 押し付けるように ヒュウくんに渡すと、私の手をひいて 教室をあとにした。  ダッシュで。  ほんっと、意味分かんねぇ。  あんなに 嬉しそうだったのに、なぜ 逃げるように帰る!?  「ヤバかった…、あれ以上 一緒にいたら、マジで惚れちゃうトコだった。」  いや、スズメさん。もうとっくに 手遅れに見えましたが。  「確かに 爽やかなイケメンだったね。」  「うん。今日はラッキーだった。」 またまた激レア、惚けるスズメ。  青春だね。  
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