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私の家族へ。
この手紙を見ている頃には、私はもういないでしょう、
全てわかっていましたよ
医者にこっそり聞いちゃった
私がガンだってこと、あなた達ともう会えなくなること。
周ちゃん(弟)、ちゃんとお兄ちゃんの言うこと聞くのよ
あなたは負けず嫌いだからすぐにケンカしてしまうけど、本当はすごく優しい子です、お兄ちゃんに迷惑をかけちゃだめよ
周二(僕)、あなたは人一倍面倒見が良くて、私が胸をはって自慢できる子です
私がいなくても、弟の面倒を見てね
あなたは一家の大黒柱なんだからしっかりね
父親がいない事でたくさん迷惑かけたよね
こんな母親でごめんね。
もう一度たまご焼き食べたかったな
そういえば、キッチンの棚の上に周ちゃんの大好きなコロッケのレシピがありますからね。
涙がじゃまでこれいじょう書けません
最後に、
あなた達は私の素晴らしい息子達です。
母より…
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