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「えっと、今日はどんな話がしたいの?」
話題が思いつかなかったので、そう振ってみると
「おねぇさんのことが知りたい!!話して」
またあの笑顔で言われました。
流されそうになるのを、必死にこらえたずねてみる
「たとえばどんな話?」
「えーっと、僕ぐらいの年の出来事とか。」
「なるほどね、浩哉君は今何歳?」
「小学5年生で10歳だよ。」
「へぇー…」
私との年の差7つもあるのか。
さすがにお互いが好きになることはないよね。
そう考えると、少し楽になってきた。
「分かった。じゃあ話すね。」
「うん!!!」
その時浩哉が浮かべた笑顔は、今までのとは種類の違う笑顔だという事に、
私は気が付いていなかった。
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