第1話 帰り道にはナンパに注意!!

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「えっと、今日はどんな話がしたいの?」 話題が思いつかなかったので、そう振ってみると 「おねぇさんのことが知りたい!!話して」 またあの笑顔で言われました。 流されそうになるのを、必死にこらえたずねてみる 「たとえばどんな話?」 「えーっと、僕ぐらいの年の出来事とか。」 「なるほどね、浩哉君は今何歳?」 「小学5年生で10歳だよ。」 「へぇー…」 私との年の差7つもあるのか。 さすがにお互いが好きになることはないよね。 そう考えると、少し楽になってきた。 「分かった。じゃあ話すね。」 「うん!!!」 その時浩哉が浮かべた笑顔は、今までのとは種類の違う笑顔だという事に、 私は気が付いていなかった。
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