第1話 帰り道にはナンパに注意!!

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土曜日になり浩哉に会う日になった。 「13時からよね…。まだ2時間もあるのか。 本屋にでも行こうかな。」 私は本屋で雑誌を読むことにした。 確か、今日が発売日だった気がする。 大通りは休みの日で人が多かった。 「うわぁー…これって絶対会えないでしょ。」 少し嬉しさも込めてそう呟いていると、 「あれっ?おねぇさん?」 後ろから声がした。 これって違うよね? まだ11時だし…それに おねぇさんって他にたくさんいるじゃない 「おねぇさん?無視?彩香おねぇさん?」 これは 「ひ、浩哉…くん?」 「うん!!おねぇさん会いたかったよ~」 そう浩哉は言うと、ぎゅっと抱きついてきた。 こ、ここは公共の場なんですけど!! 「ひ、浩哉君?」 「なぁに?おねぇさん」 きらきらと輝く笑顔で私を見上げる浩哉。 い、いえない。 離れてっていえない。 これが小さい子の秘密兵器 【なにをやってもゆるせちゃう】 てやつなの!?
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