序章

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あの後、柳に案内されて居間に着いたアポロンは、柳と向かい合わせに座っている。 「・・・それで?お主は何処の者で、ワシに何の用があって訪ねてきたのじゃ?」 「・・・・・まず、私が何処から来たかですが・・・・」 アポロンはそこで一度、言葉を切って柳の目を見た・・・・ そして続きを喋り始めた。 「・・・柳殿にお話しする前に言っておきます。これから私が言う内容は、全て嘘偽りのない真実です。それを踏まえたうえで聞いて下さい。」 柳は無言で頷き、目で話しを促した。 、
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