434人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・再び人生をやり直す・・・・・か。」
そう呟き目を閉じて黙る柳に、アポロンは・・・
「私も出来うる限りの事は致しますし、あの御方にも何かして頂けるように説得しますので。」
と条件を付けて再び柳へと問い掛ける。
「・・・・3つ程、ワシの願いを叶えてもらえば、お主達の世界へと行こう。」
「私に可能な事ならば何なりとどうぞ!」
「そうか。では、ワシの願いは
一つ、ワシの住むこの村を安全で豊かな地にしてほしい。
二つ、この村に居る“市”と言う娘を健康な体にしてくれ。
三つ、ワシをこの世界に存在していなかった事にしてくれ。
この三つじゃが、可能か?」
そう願いを言う柳に、アポロンは
「はい。可能です。」
と即答する。
「そうか。出来るか・・・」
それを聞いた柳は、嬉しそうに微笑んでいた。
、
最初のコメントを投稿しよう!