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「えっと、実はね?・・・・・お爺ちゃんに渡したい物があったの。」
そう言うと市は、風呂敷包みを広げて中に包まれていた物を柳に渡した。
「これは・・・・・煙管か?」
柳の手には、美しく輝く煙管が乗せられた。
「うん♪煙管よ!!前に、私がお爺ちゃんの煙管を壊しちゃったじゃない?それは、私が村の職人さんに教わりながら自分で作ったのよ♪だから、その煙管は私からのお詫びの印しとして貰ってほしいの。」
「ワシの為に作ってくれたのか・・・・・うむ!!・・・・大事に使わせてもらうとしようかの♪」
柳は嬉しそうに微笑みながら市の頭を撫でた。
「えへへ♪大事にするのは当たり前よ!!私が頑張って作ったんだからね♪」
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