―プロローグ✏―

2/2
前へ
/116ページ
次へ
みんなとは少し早い時間帯に、あたしは学校のドアを開ける… ガラガラ― あたしにとっては、いつも通りの時間 そこには、いつも通り1人の男の子 「おはよぅ。今日も早いね」 あたしは彼ににニコッと笑って挨拶をする 「そう?高橋も十分早いよ?」 彼も笑って返してくれる 相変わらずか、かっこいいなぁ…// 皆は知らないかもしれないけど、櫻井くんは凄いカッコイイ 身長は175㎝ぐらいで、切れ長の目に睫毛は、多分あたしより長い。 って言っても前髪が長くて良くは見えないけど… 髪の毛には自毛なんだと思うけど、軽く茶色が入っている そして小さい整った顔。 きっと眼鏡外したら、モテるんじゃないかなと日々思う… あたしは、この挨拶の為だけに毎日この時間に登校する 自分の席に座りジーッと櫻井くんを見つめてみる 櫻井くんは、それに気付いて 「ん?どうした?」 と首を傾げた 「い、いや何でもないよ?//」 あたしは、慌てて目を逸らしてしまった 彼は不思議そうに鞄から本を出して読みだした
/116ページ

最初のコメントを投稿しよう!

837人が本棚に入れています
本棚に追加