45人が本棚に入れています
本棚に追加
「まるっきり棺桶じゃねーかこれぇ!何で?俺死んだ?死んだの?……いやいや生きてるしピンピンしてるし全然健康体だしぃい!!じゃあなんで棺桶ぇえ!?」
密室となってるのだがツッコミ魂は言われずには置けず、全身全霊を込めながら叫んだ(と言うかただテンパっただけ)
それから少し落ち着いて考えを纏める、棺桶とはいったが本当にそうとも限らないし、なんて考えたら落ち着いてきた。誰だよ棺桶とか言った奴、ややこしい事言う子は廊下に立ってろよな。
…まあ、ツッコミが返って来るわけないしボケるのは程々にしてと、昨日は特にすることも思い当たらなかったために、少し早めにベッドに入った。
そして目が覚めたら真っ暗。
そして何かに入ってる。
……とにかく出よう。と思ったが
「出口、どこ」
…やべーよどーするよ。つかコレマジで棺桶?棺桶なの?だとしたらアレじゃね?やっぱり上が蓋みたいになってるんじゃね?てか棺桶だとしたら何で俺入ってんの?
…もしかして、一回は死んだんじゃない?
ほら、テレビとかで何かそんなのあるよね、目が覚めたら棺桶!死人が墓から出てきた!、…アレ?見たことない?
ま、まあ、俺はあるんだよ、うん。
…てか、棺桶だったらさ。火葬とか土葬とかされるんじゃね?
一度天井となってる部分を押し上げてみた、びくともしない。先程より強めに押し上げてみた、びくともしないただの天井のようだ。
「開けやコラァアア!!!!」
あ、俺は一応関西人です。とっさに出た乱暴な言葉はまぁ置いといて、思いっきり押し上げました。
パカッ
開きました。
バコッ
「ぐぁっ」
すると目の前に人が倒れてました。
最初のコメントを投稿しよう!