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「これで良いんだよな」
俺は子猫用のミルクをカゴに突っ込んだ。
子猫が起きたときにあげるご飯だ。
きっとお腹を空かせているだろう。
ベッドも買った、トイレ用の砂も買った、おもちゃも買った…、何か足りない?
「あ、首輪」
大事なものを忘れてた気がした。
そうだ、首輪だよ。
首輪売り場を見るとたくさん種類があって困った。
可愛いやつが良いよな、雪っぽいやつ。
「これだ」
手に取った首輪は、水色の雪の結晶の飾りがついたもの。
雪っぽい、雪ってだけに雪っぽい。
我ながらよくわからない考えだが、まあ良い。
今日はこれだけ購入して帰宅した。
雨は、止んでいた。
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