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(ショウゴが魔王軍に保護されて少しして)
ショウゴ「なー。イシュタロスって魔王なんだよなぁ?」
イース 「ああ」
ショウゴ「けど、フツーに書類仕事の方が多いよな」
イース 「何と比べているかは知らんが、確かに…多いな」
ショウゴ「俺さぁ、『魔王』って、もっと好き勝手してるかと思ってたんだよ。
けどイース見てたら、逆にほとんど好きなことしてないんじゃねぇかな~?って思ってさ。
そんなんで、イシュタロスは魔王やってて楽しいのか?」
イース 「我らが言う魔王とは、『魔族の中で一番強い者』につける称号でしかない。
お前の世界の魔王がどんな存在だったかは知らんが、俺は俺なりに王としての職務をこなしているだけだ」
ショウゴ「ふ~ん。前から思ってたけどさぁ、イシュタロスって真面目だよなぁ」
イース 「真面目…?」
ショウゴ「ああ。…何だよ、鳩が豆鉄砲喰らったような顔して」
イース 「それは、どんな顔の事だ?」
ショウゴ「さっきのイシュタロスの顔だって。
あ、この世界じゃ言わないか?」
イース 「聞いたことが無い」
ショウゴ「キョト~ンとした間抜けな顔のことだよ」
イース 「…そうか」
ショウゴ「………訂正。お前、真面目じゃなくて天然なんだな」
あとがき:二人はきっと仲がいい(笑)
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