7話 居残り(夏休み)

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「明日の教科何だっけ?」 「えっとね。……忘れた(笑)」 「ははは(笑)白川らしい」 「ひどー!!五藤君だって、分かんなかったくせに」 「だな(笑)」 廊下。 静かな筈なのに、私達の会話でかなりうるさくなる。 「ねぇ」 …あれ? いきなり五藤君の声のトーンが低くなったような 「ん?」 「白川って愛されてるよな」 「は?」 靴箱で立ち止まる五藤君。 …? 視線が違う。 何見てるのかな? 五藤君を見る方を見れば、唖然としてしまった。
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