天使と悪魔と神様と ～ドンマイ、神☆～

１

天使「おい、悪魔！見て見ぬふりなんてこの世にはびこる変な大人にでもさせる気か！」
悪魔「だって悪魔ですから」
天使「お前なぁ」
神様「待て。論点がずれているぞ」
天使「ずれてない」
悪魔「ずれて・・いるかも」
天使「こら、悪魔、のせられんなって」
悪魔「いや、やっぱりずれてますよ」
神様「だれがコントをしろと言った」
天使「神だろ？」
神様「言ってない。だいたいだな、お前達の答えはなってないんだよ」
悪魔「何がですか？」
神様「最初の質問での天使の模範解答は、理由がないなら行かなければなりません、なんだぞ」
天使「へぇ～」
神様「悪魔は、行きたくないなら行かなければいい、だぞ」
悪魔「・・すみません」
天使「悪魔が謝ることねぇよ」
神様「次の問題の模範解答は、天使が、たとえ１０円でも交番に持って行きましょう」
天使「え～」
神様「悪魔は、拾って自分の物にしちゃえ、だ」
悪魔「・・すみません」
天使「だから謝るなって」
神様「さっきから聞いていれば天使と悪魔の答えが逆じゃないか」
天使「最後の問題については逆にすらなってないけどな」
悪魔「すみません」
天使「謝ることねぇよ」
神様「まず性格からして逆だ」