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それから、公園に行くと毎日手紙が置いてあった。
僕たちは、その公園でまるで文通のようなことをしていた。
特に何を話すわけでもない。
昨日あった事、面白いテレビの話、好きな曲…
なのだけれど、小夜が少しずつ相談事なども書いてくれるようになった。
最初はたった一行だった手紙も、今では何行も何行も書かれている。
少しずつ小夜が心を開いてくれているのが分かる。
それにつられるように、僕も小夜に心を開いていった。
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