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「どうやら先輩はあたしのびゅーちふるな水着姿に、まともにこっちを見れないらしい。作戦成功、とあたしはほくそ笑んだ」
「スゴい……三段腹です」
「そっちかよっ。三段もありませんよ先輩のバカ! むしろ一段もありませんよ。ていうかまず見えないです!」
「ねぇ、一つ聞いていいかな?」
「はい、何でしょう」
「何でスクール水着なの」
「え、だってこっちの方が先輩喜ぶかなって。そういう性癖を先輩が持っているのは周知の事実、って保健の加藤先生から聞きました」
「あのエロ教師、帰ったら顔にビーカーグリグリしてやる。良いか、僕が好きなのはスクール水着を着た少女の幼さの中に眠る色気で」
「スクール水着好きは本当なんだ」
「当たり前だろう、スクール水着は三種の神器の一つだ。君のその水着は女子高生がスク水着てるみたいで芳しくない」
「それ普通! それ普通ですから!」
「そもそもスクール水着とは……」
「語り始めたよこの人。うぅ、……何であたしはこんな人を誘ったんだ。雄大な海の前でスク水について語り始めやがったよ。鬱です」
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