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階段を上る。
どうやらこの館は4階建てらしい。
各階をさっと見回してみたが、
やはりどの部屋も鍵がかかっていた。
「卓郎と美香はどこにいったんだ?剛は剛で何も口を利かないし…
そうだ。剛をあの部屋に置き去りにしてたんだったな。
もう落ち着いてるかもしれないし、いってみるか。」
例の部屋についた。しかし、
「剛が…いない。」
部屋の奥のタンスは開いたままで、剛はもういなくなっていた。
「あれ?」
タンスの中に何か光る物を目にした。
俺はすぐさまそれを手に取った。
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