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最愛
ああ……雨が降ってる。俺、どうしたんだっけ?
あ、そうか……目を刺されたんだ。もう、左目は使い物に為らないな……。
その前、俺、死ぬかも……段々、意識が朦朧としてきた…
「お前、このまま死ねのか?」
誰だ?ああ…誰でもいいか……
「そうだな。そしたら、誰も傷付かない……」
そう、誰も……
「なら、俺と来い。」
……はぁ?今、目の前に居る男なんて言ったんだ?
「お前を我が学院【妖魔学院】へと招待する。汝の名は?」
本当に、何なんだ…こいつ。でも……希望が有るなら……
「……宮弥……宮弥 志乃。」
自分でも、何故名乗ったのかわからなかった。
「志乃、俺は李陣―いの―。これから、お前のパートナーになる者だ。」
目の前に居る奴は、李陣と名乗った。そして、俺にてを差し出した。
俺は、李陣と言う奴の手を取った。
そして俺は、
この世界とは違う
世界へと行ったの
~ 最愛 ~
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