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「…嬉しいです」
そう言って古泉の肩が震た
「ッ!?古泉…?」
驚き顔を見ようとすれば、腕の力を強くされて首を動かせなくなる
「待って…見ないで下さい…」
何も言わず、俺は古泉の背中に手を回した
古泉が少し動揺してた気がするが気にしない
…さっきのお返しだと思え
俺は、すっかり暗くなった外を眺めながら呟く
「…馬鹿だな」
「…はい」
ありがとうございます
そう呟く恋人の声が、二人きりの部室に響いた
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