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プロローグ
ある日の魔法の森にて。
「暇だぜ……。」
見た目は十代半ば、金髪ロングヘアーが特徴的である自称、普通の魔法使いこと霧雨魔理沙は、森を抜け博霊神社に向かうところであった。
いつも通り、神社の巫女と一日を怠惰に過ごすつもりであるのだ。
そんな魔理沙の視界に映ったもの。
「こ、これは……!」
魔理沙は樹の根本にあるもの、それは先端が太く根本が細く色は地味な茶色、所謂キノコを手に取った。
この行動は魔理沙本人の興味、また彼女の蒐集癖、物が捨てられない性格からくるものであり、決して形状が気になったからだとか、そんなことではない。
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