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『もうどこ行ってたの？』
『先生と水族館』
水族館でのことを話すと春は、すごく驚いたけど祝福してくれた。
今日は、夏美さんは仕事で来れないみたい。
『夏美さんは何してるの？』
『姉貴はね、イラストレーターなんだ』
『そうなんだ』
最近人気のイラストレーター 夏が夏美さんなんだと春は自慢げに話した。
あのイラストレーター 夏が春のお姉さんなんてびっくりした。
私は、夏のイラストが好きで集めていた。
夏の書くイラストには、一人の少女が描かれている。
背景は変わるのにその少女だけは決して変わることがない。
『ねぇ、なんでいつも同じ女の子が？』
『それは知らない。姉貴教えてくれないんだよね』
『何か意味があるのかなぁ？』
いつもそう思っていた。
いつも同じ服を着て、いつも同じ悲しいそうな顔。
何かを伝えようとしているように見えるのは私だけ？
『確か、私を見てって言うメッセージだったかなぁ？』
『そうなの！』
『そんなことを夏美くんが言ってたよ』
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