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『それより、何見てるの?』
『水着だよ』
『見せて!』
夏美さんは、食い入るように水着のカタログを見る。
見ているのは結構際どい水着ばかり、まぁ夏美さんはスタイルいいから似合うと思うけど・・・
なんか負けてる。
悔しいけど、勝てない。
『春は、何するの?』
『あたしは・・・これ!ワンピ!ビキニな んてムリ!』
『そう?』
『着れる訳無いでしょ!』
春、必死だなぁ。
まぁ無理もない。
春は、少しふっくらとしているから。
こんなこと言ったら怒られるけど。
水着を選び終え、みんなは帰って行った。
翌日は、朝からリハビリ。
いつもなら辛くて大変なんだけど、今日は何故か違う。
先生と恋人同士になったことがすごく力になっているのか、どんなことでも出来そうな気分だった。
『今日は、すごく調子いいみたいだね』
『うん!だって隼人先生がいるから♪』
『そうだね』
先生は、頬にキスしてくれた。
周りには誰もいなかったけど、なんか恥ずかしい。
好きな人と一緒ならどこでもいいけど、見られてたらと思うと恥ずかしいかな。
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