プロローグ

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………はあ。 「失礼しました。」 俺が問いにも答えず出ていこうとすると、すかさず呼び止められる。 「ま、待つんじゃ! わしの問いにこたえろ。」 「美少女が嫌いな男なんていませんよ。」 もちろん俺は好きだ。 「そうじゃろうそうじゃろう! そんなアナタに、ビックチャーンスっ!」 そういうとじい様は懐から折り畳んだ毒々しい色をした薬包紙を取り出した。 「いりません」 「ふはは 取り付く島もないといった様子じゃの、このツンデレが」 誰がツンデレか。 「これはの、『美少女の素』といっての、簡単に自分好みのにゃんにゃんを生み出せてしまうのだー!!」
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