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「兄さん、お顔を上げて下さいまし。
拭きにくいですわ。」
見ると、纏の双子の妹の、まあつまり僕の妹なのだが、紡が僕の口の周りを拭ってくれていた。
「いいよ 紡。
汚いから自分で拭くよ…」
まあそれもあるのだが恥ずかしいというのが大きい。
「ふふ、恥ずかしがらなくてもいいですよ。
私兄さんのものなら口に含むことだってできますわ」
それはちょっと問題がありすぎるぞ…。
「あら そうですの?」
そう言うと、紡はコケティッシュに微笑んだ。
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