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恥ずかしいことを喋りすぎたようだ。
嘔吐したあとの爽快感となんともいえない切なさのせいだろうか。
それにしても纏はどこいったのだろうか。
人にゲロはかしといてバックレるなんてお兄ちゃんは許しませんよ。
「お兄~ ごめんなさい…」
「おわわっ!
突然現れたな…
わかったからね、泣かないでよ」
纏は僕の机の陰で泣いていて突然ぬらりと現れたもんだから情けない声を出してしまった。
「うえぇーん ごめんねぇ~」
こいつ猿みたいにうるさいくせに以外と打たれ弱い。
まあ そこが庇護欲をそそるというか、兄貴らしくいれる理由なんだが。
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