あかね色に染まる坂―After Story―

第三章 桜舞うトラベル

準一「ひろっ！」

とまぁ優姫の部屋についたとたんツッコミを入れてみたわけだが……

とりあえず優姫の部屋について説明しよう。

まず、入ったとたんに馬鹿でかいベッドが目についた。
ベッドの上に屋根みたいのがついてて、そこからレースがかけられている。

次に目についたのは、グランドピアノだ。

準一「って、部屋にグランドピアノっ！？」

優姫「そうよ、ピアノのレッスンの時に使ってるわ」

準一(ピアノのレッスンか、いかにもお嬢様ってかんじだな)

勉強机は普通なんだな。
俺は机に近づいた。

準一(ん、これは)

優姫の机には、俺と優姫のツーショット写真が飾られていた。

優姫「なににやけてるのよ。早く寝ましょう」

どうやら、俺は自然とにやけていたらしい。