記憶喪失の少年

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数時間後にケビンはまた少年のいる部屋に来た。少年はすでに目を覚ましベットに座っていた。 「今度こそ目を覚ましたか?」 ケビンが問いかけると少年は頷いて応えた。 「で,名前はわかるのか?」 「クロア……それ以外は何もわからない。」 少年はクロアと名乗った。しかし,それ以外の記憶は何も思い出せないようだ。 「ここは何処だ?何故俺はここにいる?」 「まぁ,落ち着け。お前がここにいる理由はだな……」 グゥ~ ケビンの話しを遮るように腹が鳴る音が響いた。 クロアの腹が鳴ったのだ。 「ハッハッハ。とりあえず先に飯でも食うか。話はそれからにしよう。」 クロアは顔を赤くしながら頷いた。 部屋を出て廊下を歩く。しばらくするととても良い香りがしてきた。 ケビン「ここが食堂だ。ここの飯は美味いぞー。だからって食い過ぎて倒れんじゃねえぞ。」 そう言ってケビンはクロアを連れて料理人の前に行き。注文をした。
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