中学1年生・冬

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ユキと合流して他愛もない話をしながら、とりあえずキャプテンの事を切り出す。 「…キャプテンに、ユキの事聞かれたんだけど、知り合い?」 「うーん、知り合いと言うか…今日、体育館に行く前に廊下でぶつかったんだ!」 ユキのその言葉を聞いて、思わず笑みが零れる。 なんだ。 ただ、今日会っただけかよ。 「相変わらず鈍くせーの!」 ユキにそう軽口を叩く。 良かった… そう、安心している自分がいた。 ん? なんでオレはこんなにホッとしてんだ? …よく分かんねぇ。  
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