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｢仕方ないんだよ？優月は人じゃなくて、ボクを選んだ。｣
分かってる。
｢ボクは優月が居てくれるのは嬉しい。
でも、優月が泣くのは嫌だから、ボクから離れてもいいんだよ？｣
俺も、嫌だ。
｢ねぇ、優月。
優月は、何で泣くの…？｣
｢え？｣
小さく小さく獏は問いた。
｢ごめん、獏。
声が小さくて聞こえないや。
もう一回言ってくれない？｣
獏は首を横に振り、笑った。
｢優月、ありがとう。｣
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