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「口では、どんな清らかなことでも言える。わしには人のはらわたの奥底が見透けてならぬ。お前だって今に、はりつけになってから泣いて鼻水を出したって聞かぬぞ。」
『あぁ、店長はおリコーダー。うぬぼれているがよい。わたしは、ちゃんとかんちょうされる覚悟でいるのに…。滝登りなど決してしない。ただー』
と、言いかけて魚スは足元のアリを食べ瞬時ためらい『ただ、わたしに情けをかけたいつもりなら、処刑までに三秒の時間をください。たった一人のオカマに、カラオケに連れてってあげたいのです。三秒のうちにわたしは新宿でカラオケパーティーを挙げさせ、必ず、ここへ{ただいまママ}と言って帰ってきます。』
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