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パーティーに列席していたゾンビたちは、何か不吉なものを感じたが、それでもめいめい気持ちを引き立て、狭いロッカーの中でムンムンばばあが食ったピザを吐いたニオイくらい、くそくせぇ雑巾のニオイをこらえ、陽気に歌を歌い、手を打った。
魚スは、臭くてキレそうな顔をこらえ、嬉しそうな顔にかえた。
しばらくは店長とのあの約束をさえわすれていた。
パーティーは夜に入って、いよいよ乱れ華やかになり、人々は外の包丁を全く気にしなくなってきた。
魚スは一生このままいたいと思った。
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