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─…2009年、夏。  「へっくしゅんっ!!!」 クーラーがガンガンかかった楽屋。みんなにとっては憩いの場所。なのに、なのに…  「頭いてぇ…」 なぜこんな、最高な時に風邪を引くのだろうか。  「あははっ!」  「知念くん、やけにテンション高いね…」 知念と龍太郎の話し声が聞こえる。  「山ちゃん、大丈夫…?」  「うん、大丈夫じゃない」 山田涼介、16歳。 暑さがもうありえないのに、最悪な事件。 裕翔くんに聞かれてもテンションは下がったままで。  「なー、クーラーの温度上げていいよな?」  「「ええーっ!!??」」 みんなの叫びが聞こえる中、俺は1人薮くんに感謝。      
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