青い封筒

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青い封筒

2008年夏 仕事を終え家に着くと、見慣れた青い封筒があった。 HUGのファンクラブからだ。 何だろう 【緊急募集】 HUGの家政婦になりませんか。 住居・食事・保険等の保障有り。 月給20万円より 期間1年間 20歳以上。上限なし 男女どちらでも 応募方法 必要書類に記入のうえ下記の住所まで送付してください。 ○月○日当日消印有効 1次審査を通った方にのみご連絡いたします。 うさんくさい内容である。 新手の詐欺だろうか。 PCを開いてみると、ブログなどではこの話でもちきりである。 もちろん、送り先に問い合わせした方の書き込みもある。 どうやら本気らしい。 HUGの家政婦か… 夢のような話である。 とりあえず、頼れるいとこのオンニに連絡し家に来させた。 オンニ 「あたしは、やらないよ」 正直あたしは迷っていた。 このままの人生でよいのかって。 今の生活から抜け出したい。 悔いのないようにしたいって。 でも… 現実をみたら… 応募する前から不安がつのった オンニがCDをかけた HUGのデビュー曲 あたしの顔をみて それからHUGのポスターをみながら、あたしをさとすように言った
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