第一章 突然変異

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―――潜在意識の中。 ―――意識してない様で意識している無意識の世界。 ―――夢特有のあやふやな認識。 ―――夢を見ていると言う自覚は無く、ただただ無意識。 「ああ、この場所は…」 明仁はドッと冷汗をかく。 思い出したくない、冬の山。 明仁、真澄の負の思い出。 ―――そして、徐々に認識が薄れる。 ―――ピントが外れたカメラの様に。 ―――そこで明仁は完全に現実へと引き戻される。
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