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―――潜在意識の中。
―――意識してない様で意識している無意識の世界。
―――夢特有のあやふやな認識。
―――夢を見ていると言う自覚は無く、ただただ無意識。
「ああ、この場所は…」
明仁はドッと冷汗をかく。
思い出したくない、冬の山。
明仁、真澄の負の思い出。
―――そして、徐々に認識が薄れる。
―――ピントが外れたカメラの様に。
―――そこで明仁は完全に現実へと引き戻される。
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