第一章 突然変異

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そんな複雑な家庭ではあったが、義父のお陰で不自由の無い生活が出来ていた。 「そっか、りょーかい」 と明仁。 「兄さん、私寝るね?  お休みなさい。」 真澄はナルコレプシー、いわゆる眠り病を発病しており、長時間起きているのが困難である為に寝るのが早い。 「ああ、お休み。」 (さて、俺も寝るかな。) 明仁は2階の自室に戻り、 部屋に設置されているベッドに潜りこみ、目を閉じる。 ―――どんどん意識が遠くなる。 ―――脳が休眠状態になり明仁は深い眠りに付く。
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