スタート

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歩き始めてかなり経っていた… お互いに足が覚束ない、、   流石にこのまま歩き続ける訳にはいかないので休む事にした。 竜次はその場に座りゆっくり深呼吸をした…、   一体いつになったら帰れるんだろう… 誰か俺の事心配してくれてるのかな…   ……それに....   「…ねぇ!!」   竜次は、葵の大きな声によって現実に戻された。。 「何か見つけたのか?」   葵が指差す方を見ると…   「!!!」 へ…や!? 部屋だ…   そこだけはこの道と違い広い空間になっていた..   葵の手を引っ張り竜次はその部屋の方へ走る…   そこで見た物に二人は驚きを隠せなかった… ……   教室…だ...   俺達が昨日まで普通に行っていた教室だ、、 しかし小さい… 確かに教室の形はしているが…正方形で普通の教室より小さい、、9メートルくらいだろうか…   しかも何かが足りない… 無駄にサッパリしている、   机だ、、、   机がない… そして教室のちょうど中心あたりに「それ」があった..
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