嵐の去った海岸
6/13
読書設定
目次
前へ
/
79ページ
次へ
なぜなら、ドレスの裾の下から伸びるのが人間の足ではなく、魚の尻尾の形をしていたからです。 薄桃色の鱗が光に照らされて、水色や薄紫にキラキラ輝きます。 話に聞いたことがある人魚の姫だと、すぐに思い至りました。 人魚の姫の長いまつげは閉じられたままで、瞳の色は見えません。 生きているのか、それとも死んでしまっているのか確認しようと、若者は、そっとその人魚の姫の身体を抱き起こしました。
/
79ページ
最初のコメントを投稿しよう!
195人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
6(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!