第一章:近未来、そして…

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--日が暮れてきた あたりには暗闇が広がる 闇に紛れて迫る、悪意ある影 奴は息を潜めて隠れている チャンスを逃さぬため 目標に、狙いを定める 目標が、扉を開け 外に出てきた 何やら楽しげに話している が、かえって好都合 こちらには気付いていない 影に潜みながら目標に近づく あと5m あと3m あと、1m… --刹那 目標は消え去り、その手に握られていたビニール袋が ベチャッ と音を立て、地面に落ちた  
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