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素直に君に、君が喜ぶ言葉を言えればいいのにと後から後から後悔ばかりするのに、いまだに『可愛い』の一言さえ言えてない。
君以外にならなんでも言える、可愛いも綺麗も、好きも嫌いも……
ただ君にだけ言えなかったんだ
本当に伝えたいことが。
明日がある、なんて
誰でもいうような
その言葉の重みを誰よりも
分かっていたはずなのに
心のどこかで
言わないでいたら、君はずっと
俺の傍にいてくれると
思っていたのかもしれない
だってそうだろう?
君は俺の……
咲といる時間はまるで早送りされているように時間が過ぎていく。
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