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力になってやりたいと思った。
力になりたいと願った。
それは今更でもなく、ずっと。
ずっと思ってきたものだ。
誰よりも、自分が。
君の力になるのだと、強く思ったのは、あの日。
まだ自分の背丈も小さかった小学四年生の頃の、あのひまわりを植えた日。
泥だらけになりながらも汗を拭って必死になってた。
そんな自分を、窓から嬉しそうに覗く君を見て
頑なに思ったんだ――――
君の笑顔を支えてやりたいと
空の青さえ、君の前では霞んで見えた。
太陽の眩しささえ、君の前ではなんでもないものに見えた。
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