例えばそれが我が侭でも
5/10
読書設定
目次
前へ
/
108ページ
次へ
俺は深々と頭を下げて声を絞りだした。 「……はぃ……」 出来るだけ冷静にみせたはずの、ワンテンポ置いてのそれは、思った以上に震えた声で、少しだけ情けなくなった。 ……本当なら ここは他人の出る幕じゃないっていうことは、こんな俺でさえ重々承知済みだ。 けれど深い礼に、精一杯その誠意を見せた。 おじさんとおばさんの前では、いつでもカッコいい自分でいたかったから。
/
108ページ
最初のコメントを投稿しよう!
13人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!